うひょっ、こんなニンジンが!!
文章から伝わる人柄そのままでした

視覚で問題点を掴めるようにと用意してくださったラフスケッチが、うまくて的確なのにもびっくり。最大限に生かせるように、がんばらねばっ。(えつ)
農業体験3
紅白の梅が青空に映えています。
今回は新しく畑を作る場所で、枝を剪定ばさみでチョッキンチョッキンと短く切りました。快晴の空の元、午後は風も止み、気持ちいい。先日、米ぬかをまいた畑では、小鳥が虫をついばんでいます。なるほど、あなたも畑をいっしょに作ってくれるのね。
「10坪(畳20枚)くらいの畑を作ってやるよ。ジャガイモとかネギとか好きな野菜を植えなよ」とSさん。やったーっ。枝豆がいいな。トマトもいいな。レタスも、キュウリも、ナスもっ…夏野菜ばかり? 夢広がる~~♪ Sさんは、「ピーマンは栽培しにくいよ」などと教えてくれながら、こう言います。「一般に流通しているのは規格品の野菜で、ほんの一部。土地によって土の成分が違うように、そこで育つ野菜も本来はみんな違う。ここで昔から栽培されている野菜の図鑑を見て決めな」。
確かに、スーパーで売られる野菜は、Sさんの野菜と比べて太さや重量が3分の1くらい、味も薄く感じます。
大手スーパーなどで扱われる規格品は、栽培に不自然さを内包し、土がやせたり、環境を汚染したり、野菜が本来もつ栄養に変化を起こします。食は命をつなぐ土台です。農業従事者が減少の一途をたどる現状では、大量生産も必要と思います。でも、家庭菜園が若い世代にも広がっているのは、安全な農作物を育てて食べたい、土をいじり自然を感じたいとの、農耕民族本来の欲求があるのではないか。ならば、その欲求を叶える枠組みづくりができないかなと思います。
写真は農薬や化学肥料を使わず、土の栄養をたっぷりと吸収したSさん作の白菜、プチヴェール、三浦大根と、Sさんの友人作の新里ネギと里芋。白菜は葉が黄色くて軟らかい。水分を多く含み、甘みがあるので生でいただくのがベストです。プチヴェールは芽キャベツとケールを掛け合わせた新種。ビタミンやカロテン、鉄分、カルシウムなどが豊富で、芽キャベツを濃くしたような甘みがあります。【えつ】