健康
改訂新版 がん再発予防の食事&生活術
改訂新版 がん再発予防の食事&生活術
改訂新版 がん再発予防の食事&生活術 |
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日本では2人に1人はがんになり、死亡原因の1位が続いています。さらに2011年の「3・11原発事故」以降、放射性物質の発がんリスクが加わり、がん発症の危険性がいっそう増しています。日本のがん治療は、「手術・放射線・抗がん剤」の三大療法が中心ですが、治療後も多くの患者さんが、再発・転移の不安を抱えています。
アメリカでは、栄養療法が注目され、医師が退院後の食事指導をして再発予防にとりくみ、成果をあげています。しかし、日本では再発予防のために、食事指導を行っている医師は、まだ、ごく少数です。
がん専門医で食事療法の第一人者、済わた陽よう高たか穂ほ 医師は、「がん発症前の食事のままにしていたために、再発・転移した患者さんをたくさん診てきました。がん体質を根本から変えるには、食事が重要です」と指摘します。
がん細胞は、私たちが食べているものを栄養源にしています。がん細胞が増殖する食事か、消滅していく食事か?免疫力を高める食事によって、がんを克服する可能性があるのです。ただし、再発・転移した場合は、食事だけでは抑えきれません。医療機関での総合的な治療が大切です。
旧版は4刷を重ね、初版から6年経過しました。このたび改訂するにあたり、療養の宿を増補し、統計を更新、食事療法や入浴法、運動療法に関する最新情報を更新・補筆しました。
がん再発に不安のある方はもとより、がんの予防に関心をもっている方のお役に立てれば幸いです。
(はじめにより)
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