2017年8月号 連載 食のかけ橋 日本の産地から 74

牛ごとに味が違うヨーグルトが大人気

「牛に感謝の思いでいっぱい」。東京・「磯沼ファーム」の磯沼正徳さん
放牧とフリーバーン牛舎でのびのび
 都市近郊ではめずらしい約8000㎡の広大な放牧場で育成牛を放牧し、フリーバーン牛舎では乳牛がのびのびと暮らしています。飼料や水にもこだわり、徹底して牛の健康に配慮しています。良質な干し草を自由採食させながら、自家牧草地で収穫したフレッシュな青草、ビール粕、ニンジンのしぼりかす、果物の皮などと、水分量が多く牛の嗜好(しこう)性が高い、近郊の食品工場から仕入れた残さ飼料を与えています。
 牛の飲み水は、地下50メートルからくみ上げて、ミネラル豊富な化石サンゴのフィルターでろ過した天然水です。
 一押しは自家生産のヨーグルトです。コクと味わい深さが特長のジャージー牛のミルクをたっぷり使い、牛ごと、時期ごとに違う味が楽しめると大人気です。
 

磯沼ミルクファーム

ヨーグルトやアイスクリームなどのご注文はオンラインショッピングで

http://isonuma-farm.com/

2017年6月号 連載 食のかけ橋 日本の産地から 73

元気いっぱいの豚はうま味成分もいっぱい

栃木県・國母克行さんのエゴマ油
北海道・「エルパソ牧場」の平林英明さんと人懐っこい豚
病気知らずで、味わい深いおいしさ
 20代のときにアメリカの農場で見た、広大な家畜の放牧風景。そんな畜産を日本でやりたいと、1980年、約40年前から北海道でアニマルウェルフェアに基づく放牧養豚を営む平林英明さんの「エルパソ牧場」。
 ここで育った豚の肉やソーセージは、うま味がたっぷりのっていると大評判です。
 「ストレスのない環境で、ビタミンとミネラル豊富な天然の土を食べて、長期間飼育されたどろぶたは、若い豚にはない味わい深さが特長です。日本では160㎏という大きさだけで規格外と判断され、販売価格が安くなってしますが、若いシェフたちなど、評価してくれる人が増えています。その需要に応えたい」(平林さん)。
(『食べもの通信』2017年6月号 一部抜粋)

エルパソ牧場
豚肉などご注文はオンラインショッピングで。
http://elpaso.jp/
 
 

2017年1月号 連載 食のかけ橋 日本の産地から 70

國母克行さんのエゴマ油

栃木県・國母克行さんのエゴマ油
國母克行さんのエゴマ油 180ml 2500円 パウダー100g 280円 
定年退職後に始めたエゴマ栽培
耕作地も人の輪もどんどん拡大
 体の中で、必須脂肪酸のDHA(脳を活性化し、コレステロールを抑制するなどの効果がある)EPA(動脈硬化、脳梗塞、血栓症高脂血症などの予防や改善に効果がある)に変わるα-リノレン酸などを豊富に含み、健康にいい油として知られるエゴマ油。血管を軟らかく若返らせ、認知症やアトピーなどにも効果があるといわれています。しかし、栽培量が少なく「手に入りにくい油」としても有名です。
 そのエゴマの栽培を、4年前に始めた國母克行さん(61歳)。搾油機も購入し、エゴマ油を製品化すると、評判は口コミで広がり、栽培面積は年を追って拡大しています。(『食べもの通信』2017年1月号 一部抜粋) 
 
問い合わせはTEL:080-6586-2693

2016年10月号 連載 食のかけ橋 日本の産地から

千葉県・島田均さんの鶏卵

千葉県・島田均さんの鶏卵
千葉県・島田均さんの鶏卵  
 
 島田さんが養鶏で使うエサは、卵の味を良くするために、自分で成分を設計した自家配合飼料。一般的な配合飼料はベースにトウモロコシを使用しますが、島田さんは飼料用米をベースに、ナッツ類やレーズン、ハーブ類、カツオ節の搾りかすなど、オリジナルの原料を配合しています。
 「安さだけを求めると、遺伝子組み換えのエサで大量飼育することになってしまいます。きちんとした飼育法で作ったおいしい卵を、再生産できる適正な価格で買ってもらえれば、生産者としてはいいと思うのです」
 島田さんは、卵の調理のコツを教えてくれました。「冷蔵庫で保存した卵は、常温に戻してから調理すると、香りも味も良くなるんです。どんな卵でも同じ。試してください」
 卵をおいしく食べてもらいたいという、養鶏家の真心が伝わってきました。(『食べもの通信』2016年10月号一部抜粋) 
 
問い合わせはTEL 0479-75-0358(多古町旬の味産直センター)
http://www.tako-syun.or.jp/
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