2018年4月号 連載 食のかけ橋 日本の産地から 80

未来の世代に誇れるイチゴ栽培を

イチゴを無農薬栽培する出井茂さん
 「農薬の使用をできるだけ抑えたイチゴが食べたい」。そんな消費者の要望に応えるように、11年前から無農薬イチゴの観光農園にチャレンジしている出井茂(58歳)、絹江(58歳)夫妻。
 イチゴは一般的には、毎週のように農薬をかけて育てます。そのため無農薬栽培は「11年間、害虫被害で葉が全滅しなかった年は1度もなかった」と出井さんが言うほど、農薬使用の栽培と比べて難しく収穫時期が不安定で、収量もわずかです。
 それでも、出井夫妻は採算を度外視して、「未来の世代に恥ずかしくない農業をしたい」と、挑戦を続けています。【『食べもの通信』2018年4月号より一部抜粋】
 

イチゴや野菜の購入のお問い合わせは出井農園

山梨県甲府市小曲町1277

ホームページhttp://www.dei15en.com/

090-3148-9871

 

2018年1月号 連載 食のかけ橋 日本の産地から 78

穏やかな環境で健康に育った短角牛の上質な赤身肉

短角牛のおいしさに衝撃を受けて
安全なエサをいっそう追求
 
 北十勝ファームの代表、上田金穂さん(58歳)もかつては、ある程度サシが入った牛肉がおいしいと感じていた一人。ところが短角牛を始めて食べたとき、そのおいしさに衝撃を受けました。
 短角牛に切り替えてからは、さらに安全・安心な肥育を追求するようになりました。エサは非遺伝子組み換え飼料や十勝産のデントコーン(とうもろこし)で作った自家製乳酸発酵飼料、小麦、大豆、ビートのしぼり粕など道内を中心に調達しています。輸入穀物の使用を止めて、より健康的で安全な飼料に切り替えることができました。
 「命あるものをいただく以上、せめてものお礼というか、償いとして、できる限りのことをしていきたい」(上田さん) 【『食べもの通信』2018年1月号より一部抜粋】
 

商品の購入などのお問い合わせは北十勝ファーム

ホームページhttp://kitatokachi-farm.co.jp/
089-3735
北海道足寄郡足寄町美盛3番地19

 

2017年11月号 連載 食のかけ橋 日本の産地から 77

国内唯一の「オーガニックチキン」

「純国産」をめざして
有機資料舞の栽培も
 携帯電話の電波も、テレビの地上波も届かない筑波山系の山の奥。内外食品の鶏飼育場は、病原菌や化学物質の汚染を防ぐため、人里離れた場所にあります。
 現在、品種や飼育法が異なる3種類の肉用鶏を育てています。そのすべての鶏の飼料に使用する主原料は植物性たんぱくが主体で、遺伝子組み換え作物、抗生物質を使わずポストハーベストフリーのものにするなど、独自の飼育ルールにのっとって育てています。
 さらに、JAS有機認定で規定された「過去2年以上農薬が使用されていない農地で栽培された飼料」での飼育も、実践しています。
 「イノシシなど野生動物との接触を避け、飲用水は地下水を使用しています」と、説明してくれたのは農場管理部の田仲義男部長(65歳)です。「エサへの配慮に加えて、鶏舎は1㎡あたり10羽以内と決めて開放型鶏舎にし、運動できる放飼場スペースも確保しています。アニマルウェルフェア(動物福祉)の考え方が入っている飼育システム全体で見て、オーガニックチキンなのです」 (『食べもの通信』2017年11月号より一部抜粋)
 

お問い合わせは内外食品株式会社農場(茨城県)
Tel:047-432-0671
 

2017年10月号 連載 食のかけ橋 日本の産地から 76

無添加トマトジュース ドレッシングや料理にも 

トマトジュース1ℓ 3本3千円 6本5千円 シシリアンルージュ1ℓ 3本4500円(送料・税込)
露地栽培で味や風味がいいのが特徴
 
 「塩分も無添加で自然の味です。加工もすべて手作業で安全なので、一人でも多くの人に味わってもらいたい」(福島県・有限責任事業組合「ゆいまある」の江田あさみ事務局員)
 「農」の担い手を育てる目的で設立した「ゆいまある」が生産する無添加トマトジュースです。加工用品種のトマト「らくゆたか」と「シシリアンルージュ」を使用しています。露地栽培で味や風味がいいのが特徴。
 「自然に左右される農業は、生産者も『毎回、宿題を出される』というほど、難しくて奥が深い。買ってくれる人の支援を力に、みんなでがんばっています」(江田さん)       (『食べもの通信』2017年10月号より一部抜粋)
 

お問い合わせ・ご注文

福島県・有限責任事業組合「ゆいまある」
Tel:0243-24-5877
http://tomatojs.exblog.jp/

2017年9月号 連載 食のかけ橋 日本の産地から 75

牛ごとに味が違うヨーグルトが大人気

放牧されたニワトリは驚くほど人懐こく、穏やか
飼育、飼料、県工管理など厳しい有機JAS基準をクリアした卵
 山梨県甲斐市。標高1100mの森のなかに、日本で初めてオーガニック卵(有機卵)の認定を受けた卵を生産する農場があります。1950年に創業した黒富士農場です。
 日本で有機卵の認証制度ができたのは2005年です。黒富士農場は全国の農場に先駆けて02年から、有機栽培の世界基準(IFOAM*)を参考にしたオーガニックの採卵鶏事業をスタート。飼育条件、飼料、健康管理など厳しい有機JASの認定基準をクリアし、08年7月、日本で初めての有機卵審査に合格しました。(『食べもの通信』2017年9月号 一部抜粋)
 
黒富士農場の卵の販売場所、購入方法などはホームページをご覧いただくか、電話でお問い合わせください。
http://www.kurofuji.com/
TEL:0120-80-4105
 

2017年8月号 連載 食のかけ橋 日本の産地から 74

牛ごとに味が違うヨーグルトが大人気

「牛に感謝の思いでいっぱい」。東京・「磯沼ファーム」の磯沼正徳さん
放牧とフリーバーン牛舎でのびのび
 都市近郊ではめずらしい約8000㎡の広大な放牧場で育成牛を放牧し、フリーバーン牛舎では乳牛がのびのびと暮らしています。飼料や水にもこだわり、徹底して牛の健康に配慮しています。良質な干し草を自由採食させながら、自家牧草地で収穫したフレッシュな青草、ビール粕、ニンジンのしぼりかす、果物の皮などと、水分量が多く牛の嗜好(しこう)性が高い、近郊の食品工場から仕入れた残さ飼料を与えています。
 牛の飲み水は、地下50メートルからくみ上げて、ミネラル豊富な化石サンゴのフィルターでろ過した天然水です。
 一押しは自家生産のヨーグルトです。コクと味わい深さが特長のジャージー牛のミルクをたっぷり使い、牛ごと、時期ごとに違う味が楽しめると大人気です。(『食べもの通信』2017年8月号 一部抜粋)
 

磯沼ミルクファーム

ヨーグルトやアイスクリームなどのご注文はオンラインショッピングで

http://isonuma-farm.com/

2017年6月号 連載 食のかけ橋 日本の産地から 73

元気いっぱいの豚はうま味成分もいっぱい

栃木県・國母克行さんのエゴマ油
北海道・「エルパソ牧場」の平林英明さんと人懐っこい豚
病気知らずで、味わい深いおいしさ
 20代のときにアメリカの農場で見た、広大な家畜の放牧風景。そんな畜産を日本でやりたいと、1980年、約40年前から北海道でアニマルウェルフェアに基づく放牧養豚を営む平林英明さんの「エルパソ牧場」。
 ここで育った豚の肉やソーセージは、うま味がたっぷりのっていると大評判です。
 「ストレスのない環境で、ビタミンとミネラル豊富な天然の土を食べて、長期間飼育されたどろぶたは、若い豚にはない味わい深さが特長です。日本では160㎏という大きさだけで規格外と判断され、販売価格が安くなってしますが、若いシェフたちなど、評価してくれる人が増えています。その需要に応えたい」(平林さん)。
(『食べもの通信』2017年6月号 一部抜粋)

エルパソ牧場
豚肉などご注文はオンラインショッピングで。
http://elpaso.jp/
 
 

2017年1月号 連載 食のかけ橋 日本の産地から 70

國母克行さんのエゴマ油

栃木県・國母克行さんのエゴマ油
國母克行さんのエゴマ油 180ml 2500円 パウダー100g 280円 
定年退職後に始めたエゴマ栽培
耕作地も人の輪もどんどん拡大
 体の中で、必須脂肪酸のDHA(脳を活性化し、コレステロールを抑制するなどの効果がある)EPA(動脈硬化、脳梗塞、血栓症高脂血症などの予防や改善に効果がある)に変わるα-リノレン酸などを豊富に含み、健康にいい油として知られるエゴマ油。血管を軟らかく若返らせ、認知症やアトピーなどにも効果があるといわれています。しかし、栽培量が少なく「手に入りにくい油」としても有名です。
 そのエゴマの栽培を、4年前に始めた國母克行さん(61歳)。搾油機も購入し、エゴマ油を製品化すると、評判は口コミで広がり、栽培面積は年を追って拡大しています。(『食べもの通信』2017年1月号 一部抜粋) 
 
問い合わせはTEL:080-6586-2693

2016年10月号 連載 食のかけ橋 日本の産地から

千葉県・島田均さんの鶏卵

千葉県・島田均さんの鶏卵
千葉県・島田均さんの鶏卵  
 
 島田さんが養鶏で使うエサは、卵の味を良くするために、自分で成分を設計した自家配合飼料。一般的な配合飼料はベースにトウモロコシを使用しますが、島田さんは飼料用米をベースに、ナッツ類やレーズン、ハーブ類、カツオ節の搾りかすなど、オリジナルの原料を配合しています。
 「安さだけを求めると、遺伝子組み換えのエサで大量飼育することになってしまいます。きちんとした飼育法で作ったおいしい卵を、再生産できる適正な価格で買ってもらえれば、生産者としてはいいと思うのです」
 島田さんは、卵の調理のコツを教えてくれました。「冷蔵庫で保存した卵は、常温に戻してから調理すると、香りも味も良くなるんです。どんな卵でも同じ。試してください」
 卵をおいしく食べてもらいたいという、養鶏家の真心が伝わってきました。(『食べもの通信』2016年10月号一部抜粋) 
 
問い合わせはTEL 0479-75-0358(多古町旬の味産直センター)
http://www.tako-syun.or.jp/
0
1
5
2
0
7
『食べもの通信』は家庭栄養研究会が会の指針「心と体と社会の健康を高める食生活」に則り、編集しています。当会は来年50周年を迎えます。
『食べもの通信』のさらなる充実をめざし、家庭栄養研究会をより大きく発展させたいと願っております。一人でも多くの読者の皆さまのご入会を、心よりお待ちしております。会員には会報『家栄養通信』(隔月)をお送りいたします。年会費4000円、『食べもの通信』の年間購読料は会員割引で7200円になります。
 
 
2018年4月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
土日祝日はお休みです。電話受付時間は10:00~17:00です。
  • 営業日
  • 12/29~1/4までは年末年始休業